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嬬恋村はおいしい!!

近年、環境と食物の関係が強く問われています。嬬恋村の基幹産業である農業は、キャベツをはじめ全国有数の高冷地野菜の産地ですが、産地永続のためには品質の維持・向上が不可欠です。環境に配慮し、土壌管理や輪作体系の確立、品種の選定など、より良い作物の出荷に努めます。


キャベツの画像

キャベツ

嬬恋村内では、玉菜(たまな)とも呼ばれています。植え付けは「玉菜植え」、収穫は「玉菜切り」、「キャベツ」というより愛嬌のある名前ですね。

嬬恋村のキャベツは、主に夏から秋にかけて出荷されています。その時期キャベツで嬬恋村産は首都圏で80%を占め、名実ともに「日本一のキャベツ産地」です。

キャベツはどうやって球になるか?
不思議に思うことはありませんか?
その謎を説明します。


バレイショ(ジャガイモ)の画像

バレイショ(ジャガイモ)

バレイショ、ジャガイモ、ジャガタラ、ジャガタライモ・・・。いろいろと呼び名がありますが、バレイショが一般的なようです。

この、バレイショという呼び名は嬬恋村が発祥の地と言われています。それは、かつて嬬恋村でバレイショからでんぷんをとり、それを熊よけの鈴を付けた馬で峠を越え、信州に運んでいました。その様子から馬の鈴のいもで馬鈴薯と言われるようになったそうです。(諸説あり)

バレイショと言えば北海道の印象が強いでしょうが、どうしてどうして嬬恋のバレイショも負けてはいません。それは嬬恋村と北海道はほとんど気温が変わらないからです。ほくほくを楽しむなら男爵、煮物にはメークインが向いています。


ベニバナインゲンの画像

ベニバナインゲン

標高700m以上の高地でないと実が付きにくいベニバナインゲン。平坦部では花を楽しむだけですが嬬恋では、「花豆」「花インゲン」「おいらん豆」と呼ばれ、驚くほど大きな豆(長径約3cm)をたくさんつけます。

豆は甘納豆や煮豆用として出荷され、一部は直売もされていますからお土産にどうでしょうか。 

お料理の苦手な方はJA嬬恋でビン詰め(甘さひかえめ)を販売していますのでご利用下さい。


嬬恋の農業データ

嬬恋村の世帯数は4,044戸、人口は9,985人、販売農家数は580戸(2010農林業センサス)です。経営耕地面積は、3,390haでその内、キャベツの作付面積が約3,000haとなっています。村内の農業は、西部地区のキャベツを中心とした平均7haから8haの大規模農家と東部地区の水田、トウモロコシ、インゲンなどの多品目生産農家とに大別されます。

キャベツの不思議

キャベツはどうやって球になるのか?不思議に思ったことはないですか? 複雑に入り組んだ葉はどうやってできあがったのか?「春にとれるから春キャベツなんだ」なんて思ってませんか?そんな疑問や誤解にお答えします。

まずは基本!キャベツの仲間たち

キャベツは学名でbrasica oleraceaに属しています。形は似ていますが、レタスはキクの仲間で、キャベツとは赤の他人です。 

キャベツの仲間には、芽キャベツをはじめ、ブロッコリーやカリフラワー、青汁でおなじみのケールがあります。あまりに形が違いますが、苗の時は一般の人は見分けがつかないほどよく似ています。

神秘的!? キャベツはどうやって球になるの?

キャベツは最初から球があって、それが大きくなるのではありません。 

キャベツは畑に植えられてある程度育ってくると、植物ホルモンの関係で今まで外側に反っていた葉が、 内側に向きます。それが球になる始まりです。 

それから、球の芯で新しい葉がどんどん作られて、大きくなりながら外側へ追いやられていきます。そこで外側の葉に せきとめられてそれ以上外へ行けなくなるので中が葉で詰まって球になるのです。つまり、最初にキャベツの容器ができて、それに葉が詰まっていくことになります。ですから、外から見て大きくなっていても、そこで収穫してしまうと「中がきちんと詰まっていない」なんてことがありますから注意してくださいね。

みんな知ってるかな!春キャベツって春に穫れるからなの? 

結論から言えば違います。「春キャベツ」は一般的な呼び名ですが、正確には「春系キャベツ」と言われています。 

現在、市場には1年を通じて春系キャベツ、寒玉系キャベツ、その中間型が出回っていますので、「春穫れるから・・・」というわけではありません。 

春系キャベツは、葉の質が柔らかく生食に向いています。しかし、葉が薄いので火を通すと柔らかすぎてベシャッとなってしまうので加熱調理には向いていません。

寒玉系キャベツは、葉が厚く、そのため生では堅い印象を受けますが、甘みがあるのでキャベツ本来の味が楽しめ、加熱調理をしても歯ごたえが損なわれにくい特徴があります。

その両者をかけあわせて作られたのが中間型のタイプで、春系に近いものから寒玉に近いものまでたくさんの品種が出ています。 

用途にあわせてキャベツを選んでみてはいかがでしょう。

よく耳にします!キャベツの旬はいつ? 

キャベツは農作物の中では珍しく、旬といえるような時期はありません。 

日本の平坦部では秋から春にかけて多く作られていますが、高冷地やキャベツの原産地のヨーロッパでは夏から秋にかけて作られていることが多いので、どちらが旬かというのは難しいでしょう。 

キャベツは狭い日本のなかでも、温室などを使わずに一年中生産できますから、旬はないといえるのではないでしょうか。

お問い合わせ先

農林振興課
TEL: 0279-96-1256